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よく考えるとお話のほとんどがカットされたってことだよね?まぁ早くハートの女王に会えるってことだし気にせず行こうかな。そう思いながら走っていると「そこの青いワンピースを着たお姉さん」と声をかけられた。振り返ってみると小学生ぐらいの双子の男の子がいた。 「どうしたの?」 「僕たち双子のダムとディー!僕たちの歌を聴いて欲しいんだ!」 「あぁあの。何?歌を聴かせてくれるの?」 「うん!」 「よーく聴いてね!」 「「せーの!」」 『何回言ったらわかるんだね君はこのままじゃクビだよ?』 「え?」 『私結婚したんだぁ~もう本当に毎日が幸せ!あんたは?あっ…彼氏すらもいなかったんだよねw』 「あっ…」 『あんたは本当にダメな子ね。どこで教育を間違えたのかしら…あなたにはもううんざりよ。』 「きゃぁぁぁぁ!!!」 「え?お姉さんどうしたの?僕たちまだ歌ってもないんだけど?」 「そんなに僕たちの歌を聴きたくないの?」 「え?さっき…」 もしかして幻聴?なんで今あの人たちの声が…?なんで?なんで?なんで?また腹が立ってきた…あぁもう! 「お姉さん顔色悪いよ?」 「そうだ!僕たち美味しいチョコレート持ってるんだ!これを食べて元気出して!」 またあのチョコ。私は2人に4つのチョコを貰った。早く…早く食べないとまたイライラしちゃう…私は4つのチョコを口の中に一気に入れた。イライラし始めたってことはまた効果が切れたってことよね?彼らが持っているのはこれで全てだったみたいだし自分でも持っておいた方がいいかもしれない。 「チョコ、ありがとね。お陰でスッキリし始めたよ。ところでそのチョコもっと欲しいんだけどどこに行ったら貰えるの?」 「僕は三月ウサギと帽子屋に貰ったんだ!彼らお茶会が大好きだから今も行ってみたら貰えるんじゃないかな?」 「ありがとう。それじゃあ行ってみるね。」 「「うん!ばいばーい!」」
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