PROLOGUE

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“春ではなく、夏でもない。 そんな、なんとも微妙な季節。 本来なら気持ち良いはずの風が、地球温暖化とやらのおかげで生温い。実に不愉快である。” とまぁ、小説の冒頭のような表現をしてみましたが、正直、ここまで考えるのに数十分かかった私、[ 神崎 一葉(かんざき いちは)]は、皆さんのお察しの通り、小説家志望です。 小説家になりたいと思ったきっかけは簡単。 私は小さい頃から、本が友達と言えるような、孤独な子供でした。 それから、漫画にもハマってしまい、世の中で言う、『オタク』や『ヲタク』というものになってしまったのです。 今だって、家に帰り着くまでの時間を使い、歩きながら本を読んでいます。 前に母から、歩きながら本を読むと危ない、と注意をされた事があるのですが、さすがに高校生になってそんな事を心配される訳にはいきません。ここら辺は車通りも少ないし、家だって、16年近く通い続けているので、迷う事もありません!! と、思っていたのですが…… なんと、迷ってしまいました!! 助けてくださ〜〜い三(っ゚´Д`)っ
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