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曖昧なること
作ることに失敗したカップ焼きそばを食す
仄かにソースの香りを纏う芒とした味の麺
曖昧な味わいのその麺を独り啜りつつ思う
これは即ち私を取り巻く世界の相似形だと
曖昧な人間関係
曖昧な夢や希望
曖昧な未来の姿
曖昧な幸せの形
中途半端な満腹感と曖昧な哀しみが
中途半端に私の心と身を満たし行く
曖昧な哀しみは生温い涙を滴らせる
生温い涙は世界の輪郭を曖昧にする
曖昧な生温さの中で
私は胡乱な夢を見る
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