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 子供じゃあるまいし、あれこれ私に押し付けて、いいところだけ横取りして「しょうがないなあ」って許される年ごろじゃないわけだって、わかっているはずだよね。  わかっているはずなのに、あなたはいつも困った時は「一生のお願い」で済まそうとするから、余計に頭にくるし、余計に「しょうがないな」と思ってしまう。  だめだ、流されちゃう。どうしてどうして、どうして? 「ただいま、今日は疲れちゃった」  知らない香水のにおいに、妙にとろりとにやけた目じり。  わかってるよ、仕事じゃないこと。ばればれじゃん。  どうせ、沼みたいにドップリはまっているんでしょう?  ラインにくる営業メッセージに本気になって、にやにやして、トイレか喫煙所で、返信しているんでしょう。  そのお金、誰のお財布から出ているの?  もし私が、これ以上あなたにお金を渡したくないって言ったら、どうするつもり?  どこかから借りるのかな、私の名前を使ったり、友達の名前を使ったりして、会社の上司まで使いそうだな。  学生の頃、当時の彼女や同級生の名前を使って、借金したせいでひとりぼっちになってもまだ懲りていないみたいだから、手に負えない。
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