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百均に売られていそうな安っぽい綿の白髭を蓄え、服装は白縁赤のニット帽、ジャンパー、ミニスカート、ブーツの組み合わせ。右手には大きな白布袋。ようするにサンタクロース、さらに詳しく表せばミニスカサンタの恰好をしていたのだ。
このおじさんとは絶対関わっちゃいけない。監禁されてエッチなことされちゃう!
そう直感し顔を若干強張らせていた鈴穂に、
「おいらのことは、学力サンタとでも呼んでくれたまえ」
男はどや顔で言う。
「すみません、私今、忙しいんで」
鈴穂は走って逃げようとしたが、
「まあ待ちたまえ。微小時間で済む用事だから」
男に左肩をガシッと掴まれ引き止められてしまった。
「あの、やめて下さい」
鈴穂は若干恐怖心を感じながら伝える。
「怖がらせてしまったようでアンテークシ。お嬢ちゃん、アニメ好きだよねん? ラ○ライブサンシャインの花〇ちゃん、お○松さんの十○松、ごち○さのチ○ちゃんのキーホルダー鞄に付けてるし」
男は中腰になってそのグッズをじーっと見つめてくる。
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