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「王子、魔界の令嬢がご迷惑をおかけ致しまして申し訳ございません。すぐに被害を修復させます」
執事は以前と同じように呪文を唱え、被害箇所を修復し怪我した者を回復させた。
「あの……えっと」
何と言って良いか分からず王子はオロオロしている。
「さっきのお嬢様の言葉ですが、通訳しますと『わたくしは王子に相応しくありません。王子は素敵な方と結婚して下さい』とおっしゃってます。それでは私も失礼します」
執事は王子とエリザに頭を下げ、パッと姿を消しチエリーの後を追った。
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