そして誰もいなくなる

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塔子は倉田にメールした。 3日後、倉田から返信あり。 「萩尾さん、情報料100万でどう?        倉田ヤスシ」 メールを泉に見せる塔子。 「倉田は銭ゲバだからね。 倉田のアシスタントの学生アルバイトの 津島くんにLINEしとくわ。 うちの会社に就職希望みたいだし。」 泉は塔子に告げた。 「泉サンキュ。恵比寿で焼き肉奢るわ。」 塔子は泉の肩を叩く。 塔子は大手IT企業メガトーキョーのインサイダー取引のリサーチをしていた。 塔子はPCに向かっていた。 「お嬢さん、コーヒーいかが?」 泉がコーヒーを手渡す。 「屋上行きますか。」 塔子を誘う泉。 屋上でベンチに座る塔子と泉。 「塔子、今インサイダーのリサーチと取材でしょ?」 「うん。」 コーヒーを飲む塔子。 「私は演歌歌手加山にしきの脱税。」 コーヒーを飲む泉。 塔子と泉は東京タワーを見つめる。 「倉田ヤスシのアシスタントの学生アルバイトの津島くんからLINE。」 スマホをいじる泉。
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