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モダンな店内と淡いオレンジの照明。
「いらっしゃいませ。お好きな席にどうぞ」
奥の席に座ると
店員さんがお冷とおしぼりを置き、
「お決まりになりましたらそちらのボタンで
お呼びくださいませ。」と言って離れる。
琴音さんがおろしハンバーグのセットを
注文して私が煮込みハンバーグのセットを
注文する。
「...高校生の頃時々、夕茜と萌佳と萊果と
陽色と私でご飯食べに行ったりしたよね。」
「はい。陽色さんからのお誘いでしたよね」
「うん。陽色、夕茜と萌佳の事が大好きだし」
「陽色さんは琴音さんや萊果さんの事も
大好きですよ。」
「ありがとう。」
「いえいえ。」
萊果さんと陽色さんが付き合い始めたのは、
日凪と陽色さんが別れてから2ヶ月後。
しばらくしておろしハンバーグのセットと
煮込みハンバーグのセットが来た。
「ごゆっくりどうぞ。」
『ありがとうございます。』
「いただきます。」
「いただきます。」琴音さんが言って
野菜スープを飲む。
食べ終わって支払ってハンバーグ屋さんから
出る。
イルミネーションが綺麗な施設の中に
琴音さんが車を駐めて入園し、
入場券を購入したあと
青くライトアップされたゲートをくぐる。
椛のイルミネーションが広がる
「椛のイルミネーション綺麗。」
「綺麗ですよね。」
琴音さんと私の空間が淡く輝いてる。
オレンジの優しい月と星
「夕茜。」
「はい。」
「夕茜の事を支えたい。私と付き合って
ほしい」
「...彼女が2人居るんですけど大丈夫ですか?」
「大丈夫だよ。過去に3人恋人がいる女性と
付き合った事があるから」
「そうなんですね......。よろしくお願いします」
「うん。よろしくね」
琴音さんに抱きしめられて恥ずかしくなってきた。
「...中に入りますか?」
「うん。」
休憩スペースに移動するとカップルが
沢山居る。
キャラメルマキアートを買おう。
「夕茜、好きなの選んで。」
「いえ、流石に申し訳ないですし。」
「遠慮しないで。」
「はい......。」
キャラメルマキアートのボタンを押して数分間待ち、開けて取る。
琴音さんはカフェラテ。
「いただきます。」
「どうぞ。」
琴音さんと付き合い始めた事を
日凪と由雨月に伝えなきゃ。
キャラメルマキアートを飲み、
琴音さんの方をチラッと見る。
華やか......。
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