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「夕茜どうしたの?」
「何でもないです。」
琴音さんに見つめられて恥ずかしい。
「そっか。夕茜、よろっと出る?」
「はい。琴音さん、キャラメルマキアートごちそう様でした」
「いえいえ。」
琴音さんがエンジンをかける直前に
私を抱きしめてくる。
日凪や由雨月の時とはまた違う安堵感。
琴音さんと......。
いや、琴音さんはしたいって思ってないだろうし。
「んっ。」
付き合う前よりも蕩けそうなキス。
唇が離れる
「夕茜、時間大丈夫?」
「はい。大丈夫です.....琴音さんはお時間大丈夫ですか?」
「大丈夫だよ。良かったら今日私ん家に泊まってく?」
「いいんですか......?」
「うん。」
「じゃあ、お言葉に甘えて...。」
イルミネーションを開催してる施設から
琴音さん家へ向かう。
何気なく星を見て、彩絵と星空を見た時の
事を思い出して胸が締め付けられた。
「着いたよ。」
「はい.....。」
マンションの駐車場から琴音さんの部屋に入る間、再び彩絵の事を考えてしまった。
「お邪魔します。」
「どうぞ。」
琴音さんが温かい緑茶を注いだ湯呑みを置き、
私の隣に腰掛ける。
「いただきます。」
「どうぞ。」
緑茶を啜ってテーブルの上に湯呑みを置いてから琴音さんの方を向く。
「琴音さん。」
「ん?」
優しい表情。
「甘えてもいいですか?」
「いいよ。」
琴音さんに抱きついて顔を上げる。
「夕茜、愛してるよ。」
「私も琴音さんのこと愛してます。」
琴音さんが私の頬と首筋にキスをして
見つめてくる。
「夕茜っ......。」
「んっ.....っはあっ。」
琴音さんからの激しめの口づけと気持ち良さ。
「んんっ.....はあっ.....。」
力が抜ける。
「夕茜、いい?」
「はい.....んっ。あんっ」
胸を責められて快楽と求める気持ちが絡み合う。
琴音さん.....。
「夕茜可愛い.....んっ。」
「んんっ。」
私の中で琴音さんの指が掻き回されて彼女の背中に腕を回す。
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