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琴音さんに抱かれて蕩けた。
ふと、日凪の事を考える。
まさか日凪が私の従兄と仲良くなった事も、
連絡先を交換してることも知らない私は琴音さんに甘えるようにくっつく。
「夕茜、日凪ちゃんに電話しなよ。」
「琴音さんと一緒に居るのに電話できないです。」
「気にしないで。お風呂入ってくるね」
「はい......。」
[もしもし。夕茜どうしたの?]
冷たい声......。
「急にごめん。何でもない」
[ゆ、夕茜ごめんね.....んっ。また明日でもいい?]
声が艶っぽい。
「それならいい。かけて来ないで。」
[夕茜っ!]
電話越しに聞こえた私の従兄の声。
日凪.....。
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