第1話 茜色

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「高校の時の同級生を好きになっちゃった。」 え? 「そっか...」 泣きそうになるのを堪える 「夕茜ごめん..。あたしバイだけど  男性の方が好き」 「......ストレート寄りだったんだね」 としか言えなくて しばらく黙り込むと 「寒くなってきたし、そろっと帰ろう。」 「うん...」 青衣は、私と歩幅を合わせて歩きながら 一瞬だけチラッと私を見てすぐに前を向く ※『そろっと』 新潟県の方言
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