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誓いのキスが長すぎて牧師さんが、咳払いしたのはあまり思い出したくないが、神聖な場所で誓うと婚姻届を出すのより感慨深いものがある。 式の間、私たちから離されてぐずるんじゃないかと心配した一叶は、お母様の手から秀介さんに託されるとご機嫌になり、抱っこされて気持ち良さそうに眠っていた。 秀介さんとの縁は不思議なもので、一誠さんからしたら、私を巡ってライバルとも言えるけれど彼がいなければ、私たちの再会もなかったかもしれないから感謝もしていて… しかも一叶は、パパより秀介さんがお気に入りみたいだから、そういう意味でも微妙らしく… それでも気の合う部分もあるから、友人?に数えているらしい。 式の後は、本当にこじんまりと両家の家族…笠松のお祖父様と写真たての中の琴子さん、うちの祖父母までとなぜか一叶を抱いたままの秀介さんで食事会をした。 秀介さん、いつの間にかうちの家族にカウントされているけど、いいのかしら?
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