深夜 side一誠

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深夜 side一誠

「ん…」 久しぶりの香子の吸い付くような肌を堪能し、何度も抱いて… 余韻を楽しむように香子を抱きしめて、いつの間にか眠ってしまっていたようだ。 目の前でスースーと寝息を立てて眠る愛しい妻。 手に入らないと思っていた香子がこの腕の中にいる幸せを噛み締めつつベッドから抜け出し、愛し合った残骸を片付けることにした。 「はぁ…」 俺、何回した? ティッシュに包んだブツは、ゴミ箱に捨ててあったが、四角い袋は余裕がなかったせいかあちこちに散乱している。 ひとつ、ふたつ…いつつまで数えながらゴミ箱に捨てて数えるのをやめた。 とりあえず持ち込んだ箱の在庫は、まだ残っていそうだから、香子の身体を拭きシャワーを浴びたら朝のために一眠りしよう。 チェックアウトを12時にしておいて良かった。
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