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「ん…」
部屋の明るさに目が覚めた。
背中にはがっしりとした体躯の一誠さんのぬくもりを感じて、昨夜のことを思い出し、一人で赤くなる。
「一誠さん、大好き…」
眠る旦那様にそっと告げて起きあがろうとしてたが、腕を引っ張られ、ベッドというか一誠さんの胸の中に逆戻りしていた。
「一誠さんっ。」
「おはよ、香子。」
「そろそろ起きないと。」
「大丈夫。チェックアウトは12時だし、俺の体力まだあるし、ゴムも充分残っているから。」
「え、まだするの?」
「久しぶりだからと言うより香子だから?いくら抱いても抱きたりない。」
「やだっ」
抵抗しているようで、実は嬉しいと思っている事バレてないかな?
下から見上げるように一誠さんを見つめると、目の前の人は、何もかもお見通しと言った余裕のある笑みを浮かべて言った。
「いただきます。」
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