おじいちゃんの言う通り

20/32
前へ
/32ページ
次へ
今度こそお昼を食べにレストランに 座ると早々に支配人とか言う人が挨拶に来た。 チラリと見られたけど何も言われなかった どうせ不釣り合いでしょうよ。 なんて思わず心が廃れてますよ。 「悪いな。」 おっと、一応謝罪する心があるのかー 「今、失礼な事思っただろ」 「まさかー」ははは。 「さて、この後はどうするんだ?」 「どうするって?」 「結婚式までは何もしなかった…が?」 「ああ…もういいよ。このままで」 「甘いな」 「そういう訳ではないけど…」 どうせいずれはあのマンションで私が知ったことを知るわけだし 「慰謝料位貰えばどうだ?」 「…もらいたくもないよ。 もう関わりたくない」 「そっか…分かった。」 思わず顔を見てしまった。 まさかあっさり頷いてくれると思わなかった。 「フッ。俺はお前が手に入ったからな。」 お前とか… どうしてこの男は偉そうに … 恥ずかしい言葉を平気で言うのか… くっ… 悔しいけど 一人勝手に赤くなってるぅー
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

203人が本棚に入れています
本棚に追加