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私の家庭はいたって普通の家だ
大学入学まではそう思っていた。
入学が決まって自宅からは少し遠すぎるので
念願の一人暮らしをするため
寮に入るか近くのアパートを借りるつもりが
おじいちゃんが「女の子のセキュリティー」を心配して
私の入学祝にマンションを買ったと言うのです。
それがなんと高層マンションの最上階で
私にはとんでもない場違いな物件だった。
はじめて知った事実に私は驚愕したよねー
おじいちゃんはいくつもの会社を持つ社長さんだか会長さんだかで
お父さんには弟さんがいて
その方が後を継いでたりもするんだってー
お父さんに弟さんがいることもこの時まで知らなかったし
実はお父さんとおじいちゃんの仲が悪い事も初めて知ったのでした。
道理で会う時は私とおじいちゃんの2人きりだったのか…
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