おじいちゃんの言う通り

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「黙っててごめんなさい」 「ん?ああ… まぁ言ってほしかった気持ちはあるがな どうせ恥ずかしくて、とかだろ?」 「そんな事もわかるの?」 「当たり前だ。私と琴と、何年の付き合いだと思っとるんだ。」 「私が生まれたときからだよね。」 「当たり。流石だなー」 「もうーふざけすぎー」 おじいちゃんが怒ってなくてよかったー 「ただなー…琴は男運がないなー」 「え?」 「ありゃーハズレだったみたいだぞ」 「は?」 ハズレ? 「入れ。」 おじいちゃんの声で 誰!怖っ! ビシッとスーツに銀縁メガネ くっきり二重なのに目を細めているのかシュッと…コワイ めっちゃタッバがあるしー でかすぎないか? 「失礼します。書類出来上がりました。」 「ついでに報告もしていけ」 「了解しました。 …ではまず…」 おー…低音ボイス…いわゆるイケボ ヤバいーこの声は好みですー 「…続けてよろしいですか?」 「!はいー!」 ヤバい何にも聞いてなかったー
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