207人が本棚に入れています
本棚に追加
「そんな事言わない方がいいよ。
私に気づかれないようにしてくれればいいよ…
知ったら…
どうするか分からないけど」
「琴。可愛いなー
いいなー、ははっ。
琴、愛してる。
よいしょっと」
「ちょ!な、なに?」
「お湯が溜まったかなー
身体綺麗にしようなー」
「もうー誤魔化されないんだからー」
「大丈夫大丈夫。浮気なんて出来ないほど
愛しまくってやるから」
「ちょ、ちょっ!」
浮気するのは私じゃないから!
ってか!
誰なの!?この男は誰!?
鼻歌歌いながら私を膝に抱きかかえ
ミスマッチのあのベビータッチで
私の身体を洗っている
今までに何回もイメージが変わる
最終形態甘々俺様大吾魔人。
…プププ。いいかも
「なんだ?ご機嫌だな?」
私の顔を覗きこんで大吾魔人が
自身も楽しそうに笑ってる
なんだろ
いいな…
「んーなんかね?
こんな贅沢?幸せだよね」
「贅沢?」
「至れり尽くせり?」
「プハッ。俺のご褒美は
琴の幸せにつながるんだな?」
「んーーそうみたいー
大吾はご褒美なの?」
「おー、棚から牡丹餅?」
「何それー」
「餅肌」
「褒めてないー」
最初のコメントを投稿しよう!