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❁ Ⅺ ❀✿❁❀ ✿
ワタシ、ドキドキしながら
出口で彼を待っていた、のに ?
でも ...
ようやく ? 来てくれた彼を見つけて、
駆け寄った、ワタシが ...
「 あっ 💖 帰ろ ! 」
「 あ ... 」
... は ? え ? 目を逸らした ? ...
ワタシ、昨日、
言われたから、待ってたのに ? ...
「 ... 一緒に帰れない ! 」
... え ? ...
急に、突き放された ...
「 うそ ! なんで ? だって
『 一緒に帰ろ ! 』って
きのうは、言ったじゃ、な ... 」
「 ...... 」
「 なんで ? ワタシは ... 」
彼は無表情で淡々と、はなす ...
「 一緒に帰れないから ... 」
ワタシは、訳が分からない ...
「 ダッテ ! 」
強く聞き返した、ワタシに ...
彼も、強く云い返す ...
「 ひとりで !
帰れば いいじゃん ‼ 」
「 ... え ? 」
... ゃ! つ・め・た ...
ワタシ、ビックリしたけど
ワタシタチの周りから、人がいなくなって ...
やっと、ワタシは、気づいた ...
ワタシが好きだった、彼の後ろには
余裕で優しく微笑む
ワタシの知らない彼女 ? がいた ...
... でも ... こんな、に、急に ?
あ ? そうなんだ ... この人には
ワタシって、こんなに簡単、
なの ? ...
ずっと、そこ、に、いた ...
彼の後ろから動かない彼女は、
すましたカンジで、無言で、
満足そう、だったけど
... え ? あれ ? ...
ワタシは、ゆっくり、と
もう一度、その彼女の前にいる
彼の顔を見ると ...
彼は、辛そうな顔を、して、た
「 ... そ ! 」
彼の後ろにいる彼女からは見えない
ワタシにしか見えない
彼の、今の、表情は ...
そんな ! に ?
彼の辛そうな顔を見た、ワタシは ...
「 ふん ! 」
鼻で笑えた、し、フッキレタ !
... コノヒト、カワイソッ ! ...
ワタシは、余裕、で !
彼の後ろにいる彼女に スッキリ !
と、微笑み返した ...
「 クサっ ! ワタシ、
カァ~エ、ロッ、とぉ ! 」
なぜだか、アッサリ ?
彼に背中を向けて歩き出したワタシ ...
... お ?
あ ? ワタシ ? そ ?
へぇー ?
なんか、サッパリした !
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