雨上がり

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雨上がり 通り過ぎた匂い かすかな記憶をたよりに 立ち止まり 振り返り 追い求めた いるはずもないのに ただサヨナラが言いたくて なぜあなたに魅かれた なぜあなたにすがるの 知りたいことも 言いたいことも もう通り過ぎてしまって 言葉になんかにできなくて ただ苦しくて 意味もわからず泣いていて 孤独な夜ほど鮮明な記憶 こんなふうになるなら もっと強く抱き締めればよかったのに あと何度振り返り あなたを探すのだろう 今ではその声すら曖昧なのに その存在は永遠に消えることなく蘇る 雨が降るたび 雨が上がるたびに
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