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あなたは僕の夢
日が傾き始める頃にうっすらと蜃気楼のように現れて
星が瞬くときには色鮮やかに僕の記憶を呼び覚ます
響く声
柔らかい髪
細い指
僕は一時の幸せを忘れないようにと
現実に戻ったときの印をここに残そうとする
だけど光に当たると消えていくほどに
あなたは儚すぎる
あなたは儚すぎる
あなたは儚すぎる
あなたは僕の夢
朝日が昇るころには鳥達の声にかき消されて
街が動きだすのと同時に人込みの中に消えて行った
掴もうとしては手をすり抜けて行く
何度も 何度も
叶えられない夢
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