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エピローグ
桜の花びらの中、うずしおがまく中を遊覧船が通る。
赤い橋の下は、家族ずれや恋人たちであふれていた。
クラスホッパーの2気筒がトコトコとエンジン音をたてて走っていく、後ろにホックステールをなびかせて
馬を架けて車体を上げた下で、オイル交換とついでにラジエター交換やっているおやじがい。
フライパンで、トントンとたたきながらオムライスが焼けていく。
桜島の見える場所で、静かに暮らす人がいる。
そして、傍らで優しく微笑む天使がいる。
忘れることは、罪ではない。
忘れないと生きていけないから。
それでも、忘れられない人はいる。
一生に一度しか、会えない人だから。
別れでもきっといつか、再会できるから
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