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ソウが昼食のあとに二、三分トイレに行っている間に、熱心な数学の先生が教室に来ていて、すぐにでも授業を始めたい雰囲気を出していた。
かくして始めの挨拶も無く午後の授業は始まり、片手の指では収まらないほどの生徒が眠りの世界に落ちた頃、午後の授業が終わって帰りのホームルームが始まった。
外では小ぶりだった雨がボトボトと音を立てる大粒の雨に変わって地面をえぐっている。
「じゃあ風邪を引かないよう気をつけて帰ってください、日直あいさつ!」
「起立、さようなら」
「「さようなら」」
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