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精神分析入門 錯誤行為
こんにちは、ねこまむです。
前置きページに沢山のペコメ、ありがとうございます。
ちなみにハナさんのペコメを拝読して知ったのですが、この本の内容って、臨床心理士さんの入門編みたいな物なんですね。
あと、Nil姐さんから頂いたペコメで初めてエリクソンさんを知りました。
などと書いている所から皆様お気付きの事とは思いますが・・・
私、全くの初学者です^^;
そんなこんなで、皆様の胸をお借り出来たらと。
間違いなどありましたら、ご指摘頂けると嬉しいです(*´Д`*)
では早速。
今日は精神分析入門の第一回、「錯誤行為」についてお送り致します。
まず、最初に。
錯誤行為って何ぞや?
いや、何となくわかるけど。
でも、気になってググってみました所、「意味:まちがうこと。まちがい。」
とありました。
そして、この本では「錯誤行為」を3通りに分類し、更に下記の通り、細分化しています。
(1)間違い
・言い違い
・書き違い
・読み違い
・聞き違い
(2)物忘れ
・ど忘れ(うっかり、その時だけ忘れる)
(3)記憶の欠落、覚え違い
・物の場所を忘れる(物を失くす)
・忘れ物(置き忘れ)
・思い込み
これらの事は大抵の人が経験する事で、しかも歳を取ると増えてくる。
だから、「ま、大した問題じゃないっしょ」と軽い問題として片付けられがちなのですが・・・
フロイト先生はここに異を唱えていらっしゃいます。
そして、「言い違いには、明確な理由があるのでは?」という仮説のもと、検証を行った言語学者メリンガーと精神学者マイヤーについて紹介しています。
メリンガーとマイヤーは言い違いを下記4つに分類しました。
・前後の入れ替え
例:「アニメオタク」→「オタクアニメ」
・単語の先走り(必要な単語を飛ばす)
例:「彼の手料理を食べます」→「彼のを食べます(*゚д゚)ムホムホ」
・音の置き忘れ(必要な音を飛ばす)
例:「言わぬがフラワー(ルー語)」→「イワ(岩)がフラワー」
・言葉の合体、間違い
例:「ヤフーで調べて」→ 「ヤホーで調べて」
これら言い間違いの理由について、メリンガーとマイヤーは下記のように主張しています。
「話をする際、各単語の重要度が異なる。
そのため、重要度の低い単語はすっ飛ばして、いきなり重要度の高い単語を話そうとしてしまう」
この主張をフロイト先生はバッサリと切り捨てます。
「これは、言い間違えとしては頻度の低い、単語の先走りや音の置き忘れについて言っている。
これより頻繁に起きるのは、似た音の言い間違いだ」
私はメリンガーさんとマイヤーさんの主張、身に覚えがあるので、なるほどなぁと思ったのですが、フロイト先生的には違うようで、ここから熱い(そしてよく分からない文章の)説明が続いていきます。
先生曰く。
言い間違えの中で、一番頻度が高いものは、
「言おうとしていた内容と逆の事を言ってしまう」
事なのだそうです。
メリンガーさんとマイヤーさんが作ったカテゴリには入っていないものですね。
でも、そんな事気にしちゃいけません。
フロイト先生の説明は更に熱くなっていきます。
先生の説明によると、人は言い間違いをする時、言おうとしている事と逆のことを考えている事が多いのだそうです。
例えば、内心『この人とそろそろ別れたいな』と思いながら、デートしていた場合。
「来週の旅行、楽しみだね」
という所を
「来週の旅行、楽しいかね」
とか言ってしまったり^^;
そして、この「言い間違いの内容そのものに意味がある」のだそうです。
どういう意味?
先生は下記のように説明しています。
「言い間違えによって、相手は本来と違う反応を返してくる。
内心、その反応を期待して、言い間違えるのだ」
今の例なら、「何それ、楽しいに決まってるでしょ!」と彼女を怒らせるとかですかね。
。。。ええええ。
そうなの?? と思いましたが。。。。。
まあ、そんなこんなで、言い間違いは意味がある行為で、元々予定していた行為と違う事をしたというだけなんだそうです。
これは言い間違えだけではなく、錯誤行為全般に言える事なのではないか?
(という事がどこかに書いてあるような気がするのですが、私の読解力では読み取れず。延々、言い間違いの例を並べた後に、いきなり、錯誤行為全般についての話に切り替わります)
それであれば、
何故、錯誤行為をしてしまうのか
を考えるより、
錯誤行為にはどんな意味があるのか
を考える方が面白い。
そんな前置きの後、錯誤行為の意味についての説明に移っていきます。
・・・って、全然1ページにまとまらないや。
難しいですね。
続きはまた、今度お送り致します。
そんなこんなです。
ここまで読んで下さって、ありがとうございました。
以上です。
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