アンシャントロマン 〜Power of Dark Side〜

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アンシャントロマン 〜Power of Dark Side〜

ネーミング:アンシャントロマン 〜Power of Dark Side〜 出典:アンシャントロマン 〜Power of Dark Side〜 分類:ゲーム名、クソゲー 概要:最近まさかの高騰を見せたクソゲー。あのFFVIIの影響を受けてるという噂もあるし、なんならリメイクしてはどうですか!? 好き度:A 34622e32-3a4b-4b40-bc2a-ff3718a06288 FFVIIがヒットし、様々な作品がその影響を受けた。おそらくゲーム業界において1997年とは激動の年だったのだろう。そしてそれは1年経過しようとも影響の波は薄れる事はなかった。 このアンシャントロマンはFFVIIから1年後の1998年に発売された。ちなみに同時期に発売されたゲームはゼノギアス、メタルギアソリッド、バイオハザード2、幻想水滸伝Ⅱ、ゼルダの伝説時のオカリナなどかなり粒ぞろいである。 …しかしまぁ今ではそれなりに有名なタイトルなので細かく解説するまでもないが、いわゆるクソゲーである。実は私は実際にプレイした事はないが、一通りプレイ動画は拝見した。それで分かったが、視聴するくらいならまだいいが自分で実際にプレイするのは嫌だなぁと思った。 グラフィック、ストーリー、BGM、そして申し訳ないが声優の演技(高橋直純や中島沙樹など後年名前を見る方もいるが)、どれをとってもクオリティが圧倒的に低く、FFVIIに負けない大作を制作しようとした(というのはあくまで噂ではあるが)のは目標が高すぎたとしか言いようがない。 基本的にクソゲーはBGMは良かったり、声優陣が無駄に豪華だったりなど褒められる部分もあるが本作はいわゆるバカゲーとして「クスッ」と笑える部分を評価するか、進行不能になるバグがない部分を評価するくらいしかないのだ。 BGMは良いと言える曲はなく、不協和音みたいなBGMが大半を占めているためプレイヤーの精神を蝕む。そのため、視聴の際は注意されたし。 で、私がなぜこの作品をネーミングセンス権にノミネートしたかというと、このタイトルが気に入ったからである。 画像をみると分かっていただけると思うが、Ancient(古代)である。これは基本的に「アンシャント」ではなく「エンシェント」「エンシャント」と発音する。単純に考えるとタイトルからしてミスっているという事になるわけだ。 これに関しては造語であるという説や商品名を羅列した際に名前が上の方にノミネートされやすい(ようは目立ちやすくなる)ためわざとアンシャント読みにしたという説など様々だが、何だかんだでこのタイトルにネーミングセンスというか、一種のかわいらしさを感じてしまったのだ。 少なくとも、エンシャントではなくアンシャントにしている事で普通なネーミングではなくなっている(その点他に名前があがりやすいクソゲー「黄昏のオード」「フィスト」「里見の謎」あたりは平凡なタイトルだし)。 まぁ内容に古代要素もロマン要素もないため、盛大にスベっているネーミングでもあるわけだが… さて、これまで散々否定的に書いてきたアンシャントロマンだが、令和の時代になってまさかの高騰を見せ始めた。かつては500円程度の値段しかなく、0円プラス送料という取引までされていたはずが、今(令和3年6月現在)ではなんと2万円を近い値段で取引されているのだ。 これはおそらくだが、クソゲーハンターとして名の売れたYouTuber「からすま」氏の投稿した動画の影響ではないかと思われる。 そんなからすま氏は何だかんだでアンシャントロマンが好きらしく、なんと製品版だけでなく体験版の動画も投稿している(結果、体験版の方がクオリティ高いんじゃないか?という事になったが)。この体験版ですら高騰しており、からすま氏はケース無し8000円で購入したほか、ケース付きの12000円の体験版も購入したらしい。
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