めも

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　僕の家には本棚が結構たくさんあって、自分の好きな本が作家名の五十音順、さらに作品名の五十音順で並んでいるのですが、実はこの本のうち数冊に1万円づつを隠しています。なぜなら、後でたまたま見つかったときに嬉しいからです。
　例えば本棚3の「は」のところにある、ある芸人さんの本に1万円を入れてたり、僕の敬愛する伊坂幸太郎の本に1万円を入れてたりします。これらの合計金額は10万なんですが、僕の性格が悪いとされる謂れは、この本棚を見ながらご飯を食べれるように家具をレイアウトしている点です。
　昔から貯金が好きで、至るところにお金を隠しています。他に、コピー機の中とか、風呂場の屋根裏とか、玄関のポストとかベッドのフレームと床の空間だとか、イヤホンの中だとか時計の長針の中だとかです。お金に囲まれてると思うと楽しい気持ちになります。嫌な人間ですね。
　こんなとこにそんなこと書いて大丈夫かと今更心配になりましたが、空き巣で来るなら、それこそ某黒澤みたいなダンディズム溢れる空き巣がいいです。僕はダンディズムに憧れてるのです。