ダルジュロスの王子とアンダルシアの少女2

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 短編2~フォイアーの自主練~  オレは夕方に剣から火を出す練習を続けている。騎士になってまだ3年だから、実戦でも相手に負けることが多い。  今は3つの炎を遠くまで飛ばし、自分の姿を見えにくくしながら近づくことができる。スープを温めたり野菜を焼いたりする時にも使えるから、アリスたちが料理を作ってるとたまに呼ばれるんだ。    最近は体力がついて、城に届く肉の入った袋をたくさん広間に持っていったり、騎士たちがそれぞれ使う風呂の掃除をこれまでより細かいところまでできるようになった。これからも続けていこう。
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