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うららかな春の、まだ少し寒い日だった。ひんやりと湿気を含んだ空気を胸に吸い込み、快さにほっと息を吐く。名前のわからない木々が思い思いに伸びた名前のわからない山林を、のんびりと歩いている。頭上の葉が生い茂ったらずいぶん鬱蒼とするのかもしれないが、今は降り注いだ明るい木漏れ日が地面に淡い模様を描く、穏やかな散策だ。冬の間に落ち葉の積もったふかふかの地面が、歩くごとにスニーカーの底を柔らかく受け止め、音もなく沈むのに、心地良いような少しおぼつかないような気持ちにさせられる。落ち葉の隙間から顔を出した新芽もやはり名前はわからなかったが、加工アプリもなしに瑞々しい黄緑色に濡れており、しゃがみ込んでそれにスマートフォンを向けると何度目かのシャッターを切った。カシャ。
シャッター音に呼応するように響き渡った鳥の声に、思わず振り返る。聞き間違いようのないウグイスの声だ。都会暮らしではついぞ聞かない鳴き声の主の姿はどこにも見えず、もうずっと、振り返っても、見回しても、似たような景色が続くばかり。既に自分がどこから来たのかわからないし、どこへ向かっているのかなんて、最初から知らない。
うーん、と伸びをして、木漏れ日に目を細める。凪人(なぎと)はひときわ立派な木を振り仰ぐと、両肩のベルトを握り、背中のリュックサックを軽く揺らした。
白瀬(しらせ)凪人、二十八歳、しがないシステムエンジニア――いや、元システムエンジニア。残業、休日出勤は当たり前で、今が何時とか今日が何曜日とか考えなくなって久しかった。片方に穴が開いてもいいように、靴下は全部同じメーカーの同じ色で揃えていたし、各社コンビニの惣菜を周回する食生活で、たまの新商品発売だけが楽しみだった。三日ぶりに家に帰ったら、呼び出しの寸前に湯を入れたカップラーメンが限界まで膨らんでカラカラになっていたなんてこともあった。どこにでもいくらでもある、いわゆるIT系の仕事は、いわゆるブラック企業というやつだったが、それも、どこにでもいくらでもある話だった。選んだのは自分だったし、長い不況の下、正社員の身分があるだけましだと思っていた。次々に辞めていく同僚を見送り、気づけば六年、新卒で入った会社に在籍していた。最初から情熱はなかったし、好きでやっているわけではないからこそ続いたのだとも思う。役職と給料こそ上がっていったが、簡単な算数ができれば、それが労働に見合った対価とはとても言えないものだと誰にでもわかる。生きるために働いているのか、働くために生きているのかは、もうわからなかった。
少しの倦怠感や熱なら市販の風邪薬を飲んでやり過ごし、毎日ビタミン剤を欠かさないというのにしょっちゅう口内炎に悩まされていた。慢性的な体調不良と付き合って長かったが、つい昨日だ。仕事中に倒れて、目が覚めたらベッドの上だった。運び込まれたのは、年に一度健康診断に訪れる向かいのビルのクリニックだ。そこから、向かいの職場に電話をかけた。上司の第一声は「戻って仕事をしろ」だった。夜間診療のクリニックが自分のせいで閉められないでいるくらいには、夜も更けていた。
辞めていった同僚の、ろくに思い出せない顔がよぎった気がした。ずっと、優れているのは、正しいのは自分だと思い込もうとしていた。本当は彼らの選択のほうが正しかったのだと、気づきたくなかった。
ああなんて惨めなんだろうと、しみじみ感じた。
自分の六年間は――いや、二十八年の人生は、なんだったんだろうと思った。
たっぷりの睡眠と点滴のおかげで、頭も身体も、心も、やけに軽かった。いつもならできないことが、今ならできそうな気がした。
口が勝手に「辞めます」と動いていた。確かに自分の声だった。
昨夜は、平日夜のバラエティ番組なんか見ながらビールを飲んだ。ベッドに入っても、遠足前夜のような気持ちであまり眠れなかった。今朝早く、下手したら帰宅の時間でもおかしくない時間に、家を出た。こんな日でもコンビニで代わり映えのないおにぎりとペットボトルのお茶を買い、通勤とは逆方向の電車に乗って、都心からどんどん離れていった。終点の駅でさらに乗り換え、遠く、縁もゆかりもない県まで来た。適当な駅で降りて、そこからはひたすらバスに揺られた。しばらくはぽつりぽつりと人の乗り降りがあり、聞こえてくる耳に慣れない老人の訛りに、ここが東京でないのだとぼんやりと感じていた。やがて窓から見る景色は町から山へ変わり、ひどく長く暗いトンネルを抜け、細い山道をひたすらに上った。長いこと乗客は自分ひとりで、ついに終点のアナウンスが流れて座席を立つと、運転手がこちらを見上げて言った。
「お客さんも、先生のところへ?」
何のことかわからないまま首を振ると、続けてこうも言う。
「たまあに来るんですよ、東京から。編集さんっていうんですか。なんとかっていう賞を取った、なんとかっていう先生……いやあ、なんだったかな」
結局ひとつも思い出せなかった老齢の運転手に笑わされ、お気をつけて、と送り出される。凪人にとって最期に言葉を交わした人物になったなんて、彼自身は思いも寄らないだろう。
それからは、ひたすら峠を上り、舗装された道が途切れたところで林の中へ入った。そして、もう何時間もこうやって奥へ奥へ歩いている。
晴れ晴れした気分だ。
筋肉痛が明日来ようが明後日来ようが、もう関係ない。
リュックサックの中から途中で買ったロープを取り出し、自分の胴体ほどの太さの頑丈そうな枝に括りつける。インターネットは便利だ。明日の天気も、ど忘れした歌のタイトルも、退職届の書き方も、首吊りロープの結び方も、調べれば何でも教えてくれる。
頭も身体も、心も、やけに軽かった。今ならできそうな気がした。
この輪っかに首を引っかけて、力を抜けばいい。
冴えない人生だった。せめて早いうちに終えるのが、きっといい。
こんな山奥で死んだら、誰がいつ死体を見つけてくれるんだろうか。まあ、見つからなくてもいいや。熊の餌にでもなれば重畳だ。
目を瞑り、踵を浮かせた瞬間だった。
「そこで何を?」
突然人の声がする。少ししゃがれたような鼻にかかったような、不思議な響きの声だ。
驚いて顔を上げると、幹の間からぬっと人影が現れる。怪訝そうに眉を寄せているのは、とても猟師や登山客とは思えない、軽装の男だった。ちょっとそこまでの買い物に出てきたような服装、いかにも無精で伸びたと見えるぼさぼさ頭を片手で掻き回し、もう片手には小さなビニール袋を提げている。
「そこで、何を?」
再び、今度は文節を区切るようにはっきりと問いかけられたが、凪人はその単刀直入な質問に、やはり絶句したまま答えられなかった。ロープを握る手に力が入る。今の自分の体勢を見れば、わからないわけがない。
「死なれるのは困るかな」
凪人の答えを待たず、彼が無感動に告げる。
「この辺り、うちの土地なんでね」
ぽかんと開いた口から、たぶんひどく間抜けな声が出た。男は口元にこぶしを当てると、耐えきれないといった様子で小さく吹き出した。
「そういうことだ、不法侵入者さん」
柔らかな落ち葉の地面を踏みしめながら近づいてきた彼の手が、凪人の手からロープを奪う。目の前に立ってみると、百七十センチない自分と比べなくとも、ずいぶん背の高い男だった。ぼさぼさの前髪の下、なんの変哲もない無個性な眼鏡の奥からこちらを見下ろす瞳には、どこか揶揄うような色が見える。
「地元の人?」
「……いえ」
「じゃあ、知らないか。このへん、熊が出るんだよ。よかったな、餌にならなくて」
ただの冗談だったのかもしれないが、自分からその機会さえ奪ったのは目の前の男だと、無神経な言い草に恨めしさが込み上げる。
「……それでもよかった」
「痛いぜ、たぶん」
吐き捨てた凪人の呟きにしれっと相槌を打ち、やおら踵を返す。彼はすぐにこちらを振り向くと、不思議そうに小首を傾げた。
「おいで」
当然の口ぶりで言うから、まるで突っ立ったままの自分が悪いような気になる。強引に手を引かれたわけでもないのに、凪人はつんのめるように、二度は振り返らず大股で歩きだした彼の後ろを追いかけた。
誰もいない何もない場所を探して、あれだけ峠を上り、あれだけ奥へ歩いたというのに。ほんの数分で林を抜ければ、今、眼前には、きつく坂になったあぜ道の脇に畑と家が見える。
「人……住んでたんだ」
「このへんは俺だけだよ」
彼はこともなげに言って、落ち葉の混じった斜面を滑るように下りていく。
見回すほど、ただただ長閑な風景だった。林道が少し開けた程度の細いあぜ道、畑は雑草だらけで、納屋だろうか窓の目張りも風化した木造の廃屋があるほかは、人の住めるような家はない。気配といえばはるか空高く、羽を広げて旋回する一羽の影くらいだ。ピーヒョロロロ、と、甲高い笛の音のような鳴き声がエコーする。港町によくいるイメージのトンビだが、こんな山奥にも飛んでいるらしい。男のあとについてあぜ道をしばらく上ると、足元の畑の様子が変わってくる。この辺りだけ、可憐なピンクの花がちらほらと咲き始めたレンゲ畑なのだ。そして、あぜ道の途切れた先、古いばかりのブロック塀の向こうに、古民家と呼ぶにはぱっとしない、昭和の頃からあるのだろうごく平凡な平屋が建っていた。
「ようこそ」
振り返った彼は笑ったようにも見えたし、にこりともしなかったようにも見える。ガラリと開けられた引き戸の先の玄関はやたらに広く、脇には灯油のポリタンクがふたつと、箒が倒れたままになっている。上がり框は脛の中ほどまであり、建て替える前の祖父母の家がこういう玄関だったと思い出す。ほんのかすかだが「古い家のにおい」としか表現できない独特のにおいを嗅いだ気がして、どうにも居心地が悪く、意味もなくリュックサックの肩ベルトを握った。
通されたのは、玄関ホールから廊下をまっすぐに進んだ先の台所だった。北向きなのか、外はあれだけ晴れていたのにどこか薄暗く、ひんやりとしている。
「座って」
彼はまず、四月になったというのに石油ストーブを焚き、その上にあったやかんをコンロに移す。凪人は勧められた椅子に座り、ストーブの中が少しずつ赤らんでいくのをぼうっと眺めながら、すぐには温まらない足元をもぞもぞと動かした。
「コーヒーは飲める?」
「あ……はい」
「飲めないならそう言って」
振り向いた男に、揶揄っているのか単なる確認作業か、それにしては決めつけるような口調で尋ねられる。
「飲めますよ」
「砂糖とミルクは?」
「いりません」
すべて事実だったが、なんだかむきになって反論しているように聞こえてしまったかもしれないと思うといやに決まり悪く、そうさせた彼の物言いに、凪人はやはり恨めしい気持ちで男の背中を睨むことになった。
寒々しい足元を、また、もぞもぞと動かす。間仕切りの戸を外してリビングと繋げてあるらしく、夏は涼しそうだが、そのせいでなかなかストーブが効かないのだと察しがつく。リビングは兼書斎といった趣で、壁一面に本棚が設えられ、立派な書斎机が置かれている。この現代に、こんな山奥に住んでいるのだから、好き好んでのことだろう。何の仕事をしているのか、それとも仕事などしなくていい身分なのかは知らないが、きっとずいぶんな変人に違いない。
彼が手を伸ばすというほどの動作もなく悠々と吊り戸棚から取り出した保存瓶の蓋を開けると、コーヒーのいい香りが広がり、ようやくシュンシュンと音を立て始めたやかんから湯気が漂い始める。冷蔵庫の横に付けたマグネット式ラックの中からコーヒーフィルターを一枚抜き取りセットする慣れた手つきを、ラックの中身や調味料棚に並んだ瓶を、見るともなく見ながら、凪人は小さく呟いた。
「どうして、俺をここに」
ほとんど独語のそれに、明快な返答がある。
「人命救助」
「……余計なお世話です」
「まあ、そうだよな」
ずいぶんな変人だ。私有地に無断で入り首を吊ろうとした赤の他人を家に招いて、コーヒーを振る舞おうというのだから。
あっさり途切れた会話が、またすぐに凪人の視線をさまよわせる。
テーブルの隅に、一冊の本があるのには気づいていた。紺というほど青くない、わずかに青みがかった黒の、無地の表紙だ。いや、どうやら上になっているのは裏表紙らしいと気づき、手に取る。少しざらついた手触りの紙に、箔押しを模したのか象牙色に近い上品な金色で水墨画のようなタッチの大きな魚が印刷されている。タイトルは『大鯰(おおなまず)』、著者は甘木(あまぎ)光太郎(こうたろう)――。
テーブルの向こうから腕が伸ばされ、コトリ、マグカップが置かれる。
「いい表紙だよな」
「……新刊、もう出てたんだ」
「へえ、知ってるの?」
目を上げて、彼を見る。
「知ってますよ」
なんの変哲もない無個性な眼鏡の奥の目と、目が合いそうになって逸らす。
「好きなの?」
「好きっていうか……愛してた」
逡巡のあと口から零れた言葉は、自分でも怯むほどだった。けれどそれは、誰にも打ち明けたことのなかった心そのもので、一瞬の戸惑いが消えれば、ああそうだったのだと静かな理解が満ちる。再び見やった先の彼は、穏やかながら無感動に凪人を見返すだけだった。
「過去形? 今は?」
「大嫌い」
今度は少しも迷うことなく口をつく。彼はやはり、穏やかながら無感動に相槌を打つばかりだった。
「そう」
「あなたも……あなたは、ファンなんですか?」
「難しい質問だな。ああ、ごめん、どうぞ」
自分にとっても、ひどく難しい質問だ。凪人は小さく頷き、マグカップを握った。冷えた指先には火傷しそうなほどに熱く感じて、恐る恐る取手に指を通しなおす。向かいの椅子を引いて腰かけた男が小さく音を立ててコーヒーを啜るのに遅れて、ひと口啜る。少し濃いめの、酸味のあるコーヒーだ。味の良し悪しはわからない。コーヒーなんて、効果もないのに縋らずにはいられない眠気覚ましというだけで、自販機のコーヒーも飲料サーバーのコーヒーも、他人が手ずから淹れたそれも、大した違いを感じられなかった。
「口に合うかな」
「ええ」
「砂糖と牛乳、あるけど」
ちらりと見た彼のカップの中身は、まろやかなカフェオレの色をしている。他人のものは、どうしてこう羨ましく思えるのだろう。
「いりません」
「そう――名前を聞いても?」
「……白瀬」
「うん」
そう頷いたきり黙る彼が要求しているのは、もっと固有性のある名前だ。
「……白瀬、凪人です」
「凪……時化(しけ)の反対の?」
「そう」
凪の字にすぐその対義語を持ち出す人物には、ずいぶん久しぶりに会った気がする。彼は得心したように頷くと、唇の端をわずかに上げた。
「俺は甘木。甘木光太郎」
少ししゃがれたような鼻にかかったような、不思議な響き。確かに鼓膜を震わせた聞き間違いようのない音の連なりを、すぐには理解できなかった。
「……同姓同名?」
「いや、同一人物。本名なんだ」
そう珍しい名前ではないという、現実的な推理はあっさり否定される。もし彼がデビュー以来一度でもメディアに顔を出していたのなら、自分はその真偽をすぐに見抜けたと思う。だが彼は、一度たりとも素顔を晒したことがない。赤の他人に過剰な親切を働くこの男によほど悪趣味な虚言癖がないのなら、今自分の目の前にいるのが甘木光太郎なのか。などと、なおも半信半疑の想像が顔に出ていたのかもしれない。席を立った彼が、壁一面の書棚の中から小さな楯を取り出す。
無言で渡されたそれを、無言で促されて左右に開く。中には賞牌がはめ込まれており、そこには、読み間違いようのない文字が刻まれていた。
バスから降りる時、運転手は何と言っていたっけ? なんとかっていう賞を取った、なんとかっていう先生。それは、文塔(ぶんとう)賞を取った甘木光太郎のことだったのか?
「名刺代わりになる物が、それしかないんだ。ほかに賞状も賞盃ももらったことがない」
心ないせりふだった。賞状や賞盃をひとつももらわずに人生を終える人間がいるなんて、彼は思いもしないのだ。国内有数の文学賞、それも大賞を取った人物など、彼を含めて五十人もいない。年によっては大賞どころか受賞者が出ないことでも知られる、厳しい賞だ。
「…………あの。驚いて」
やっとそれだけ言った凪人に、目の前の男は親指を顎にかけてほかの指で頬をさすりながら、にやりと笑った。
「俺も驚いた。面と向かって俺に大嫌いなんて言うの、恋人くらいだったから」
「……引き合いに出す意味ありますか」
「事実だよ。ま、ネットじゃそれなりに叩かれてるけど」
「見るんだ……」
「嫌でも目に入ってくる」
「俺は書いていませんよ」
「信じるよ」
うそぶいた甘木がまたひと口コーヒーを啜り、こちらを見る。
「大学生? さすがに高校生ってことはないよな」
なるほど、どうりでさっきから子供を相手にするような態度なわけだと、理解するのと同時に落胆する。
「年上ですよ、あんたより」
パタンと楯を閉じて、彼へ突き返す。童顔で、おまけに女の子みたいな顔だったから、高校生になってもしばらく間違われていた。さすがに今はそんなことはなくなったし、いい加減年相応の見た目になったと思っていただけに、無邪気な誤解にじわりと傷つけられる。
「俺が四年生の時に、三年生のあんたがデビューした」
彼がそのまま専業作家になったのも知っている。会社勤めなど己の文学には不要だという姿勢が高貴だと思った。彼のほうがよほど世間知らずで苦労知らずだろうに、悠然と構えた彼と背中を丸めた自分ではどちらが見劣りするかなんて明らかで、それが余計に惨めだった。
凪人の胸の内など意に介す義理もない甘木は、やはり得心したように頷くと、また頬をさする。
「じゃあ、同い年だ。俺、一浪してるから。早生まれだし」
初めて知ったプロフィールに、また少し驚く。いや、誌面には生年月日まで記されていたはずだが、記憶にない。まばたきで返事をするだけの凪人に、ギシッと椅子の背もたれを鳴らした甘木は、しかしやはり、さっきまでと変わりのないどこか言い含めるような口調で尋ねるのだった。
「白瀬には、大切な人は?」
「……恋人って意味ですか?」
「友達でも、家族でも」
凪人は軽いため息とともに、首を横に振った。
「そんなこといちいち考えてたから、今までずっと、死ねなかった」
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