あなたは私?

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「ねえ、聞こえてるんでしょ茜」  さっきより声が近づいた。  どうして私の名前を知ってるの?  怖い。どうしよう。お母さん。 「無視するなよ」  暗くて低い私の声が私の頭のすぐ後ろから聞こえてきた。  それと同時に氷のように冷たい手が私の腕をギッと掴んだ。
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