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「お願い離して!」
「ダメだよ。茜にも交代の順番が回って来たんだよ」
茜にも? 交代の順番?
「嫌だ! 離して! 助けて! 誰か! 助けてください!!!!!!」
夜にこれだけ大声で叫べばきっと誰かが助けに来てくれるはず。
「無駄だよ。ここには誰も来ない。茜は入れ替わるんだよ。私と」
次の瞬間、私は地面の中に沈んでいた。
もがけばもがくほど底なし沼にハマったかのように体が地面の底へと落ちていく。
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