あらすじ

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あらすじ

2020年代の日本では「ソムリエ」と言う吸血モンスターによる凶悪事件に悩まされていた。今作の主人公、青山颯斗は血液を飲用することで持ち主の能力を使いこなす「吸収型脳力」を使いソムリエ討伐を行っていた。 だが彼は幼い頃に妹と施設に預けられて過ごしていたがそこでは過酷な人体実験や訓練が行われており妹も実験によってソムリエへと変貌を遂げてしまい、一人で施設を脱出した過去がある。 身を潜めながらソムリエや妹の情報を探るため、学生生活を送りながらソムリエ討伐をこなす颯斗にある噂が飛び込んできた。数か月前に転校してきた2年の女子生徒「水島紗菜」が複数生徒や教師との交際などの闇情報だ。だがあまり学校では目立たない存在を演じていた颯斗には興味がなかった。 そんな中、とある男子生徒「凪沢アキラ」が紗菜と繋がりがある不良グループにいじめを受けているところに出くわした颯斗は渋々助けることとなり、アキラと仲良くなってしまう。 だがある日、学校で次々といじめていた不良生徒がソムリエに襲われるという痛ましい事件が起こり、颯斗は紗菜をソムリエと疑い、裏で討伐を行うことにした。 だが紗菜は颯斗の力を探るため、逆に内偵を進めていた事が分かった。 共闘してソムリエ事件を解決したことでお互いの疑念が晴れ、「施設の子」である事が分かり、同じ出身者が集まるお店へ案内されることとなった。 そこは阿佐ヶ谷駅前の雑居ビルで表向きはネットカフェ「夢幻空間」として営業を行っているが裏ではハイテク設備や武器を保有しつつソムリエハンターとして数々の実績を上げていた。脳力者で店主の「庵野雪那」と中学3年の「音原陸」と出会うこととなった。 ある日、警視庁の刑事で裏情報屋の悪徳警部、土方英雄の情報で、東京都庁で起きたソムリエを使ったテロ事件は元施設の子だという情報を得た事で、颯斗と紗菜で現場に向かうこととなった。 だが犯人のソムリエを追い詰めた時、自分たちは元施設の子である人物の命令でテロを起こしたことを告げると颯斗たちの前に武装した自衛隊の特務暗殺部隊(アサシンソルジャー)が取り囲んだ。 ソムリエを使ったテロ事件は「施設の子」を炙り出すための罠だったのだ。こうして日本政府の陰謀と生き残った「施設の子」達の罠と謎が渦巻く壮絶なサバイバルバトルが繰り広げられることとなった。
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