92人が本棚に入れています
本棚に追加
少年が広げた地図はどうやら、一昨日ダンジョンの全体図のようである。
「一昨日の朝・昼・夜の記憶の欠片をそれぞれ集めたら、ここの」
彼の人差し指は地図の右上を指している。
「転送ボックスから一昨日に戻って、ここに来た原因を突き止める!
もしも当てられたら、ダンジョン脱出!
ダメだったら、もう一回最初からダンジョンを攻略しないと
いけなくなっちゃうから、気を付けて!」
「なるほどな」
凡そは理解した。
「つまり、衆議院より参議院の任期が長いって話だろ?」
7回目の解説でようやく完全に理解した。
あとは、ダンジョンを攻略するのみだ。
全容を知ってからは、武器を握る手にも自然と力が入る。
「まずは朝の間に案内するね!」
最初のコメントを投稿しよう!