オフィスラブ2♡

1/1
前へ
/14ページ
次へ

オフィスラブ2♡

「で、でも.......澤田さんは.......」  佐々木さんチラリと日菜子を見る。彼女の中にある罪悪感が引っかかるのだろう。  対して日菜子は身体をのそりと起こして、いまだ上気したした頬を隠しながら答える。 「部長なら、いいとおもいます。もし、織田さんとか飛騨さんだったら嫌だったかもしれませんが.......部長は私の事を気にかけてくれた人ですし.......あと」 「あと?」 「.......仗助さんって、すごく上手いし性欲がすごいんです」  一瞬の間、その後に「え?」と聞き間違いを疑う。 「部長、冗談じゃないんです。仗助さんは3回4回やったくらいじゃ全然萎えないんです。しかも、1回が凄く激しくて気持ちよすぎて身が持たないんです。.......覚えてるでしょう? 昨日の直帰連絡、仗助さんがやったんですよ」 「え、ええ.......それで噂になったわけだし.......まさか」 「そうです、彼に責められて限界超えちゃって気を失っちゃったんです。.......多分、私1人じゃ本当に壊れちゃいそうなので、ぜひ手伝ってください」  これで日菜子公認になったわけだ。 「さあ、どうする? 佐々木さん」 「ーーッ、その、悪い事は.......しませんよ?」 「もちろん」 「.......わかった。手伝うわ.......でも私のことは遥と呼んで」  そう言うと、彼女は眼前に突き出されたモノ目掛けて口を開き、咥えた。 「うぉ、く、いきなりかっ」 「あむ、ちゅう、ちゅば、れろ.......んん、すごい。ビクビクしてて、んん、ぴちゃ、エッチな匂いぃ.......」  まるで貪るようなフェラチオに腰が引けそうになるのを佐々木ーー、いや遥は腰に抱きつくようにして押さえ込んだ。  奇しくも以前日菜子に行ったクンニと同じ構図になってしまった。 「んぶ、んちゅ、ちゅぱっ」  ヘドバンのように激しくしゃぶり、快感の波が常に責めたててくる。  下手に逆らわず、されるがままにされていると腹の底からグツグツと煮えるような射精感が込み上げてきた。 「遥っ、出る.......飲んでっ」  その言葉に彼女の吸い付きはさらに激しさをまし、まるで「早く出して」とせびる様なねちっこい物へと切り替わった。 「う、ぁ.......ぁぁっ!! 出る!」  びゅるる、と長い開放感。  遥はその多さに目を見開くが、ごくりごくりと喉を鳴らせて嚥下した。  数秒間とはいえ、体感では数分にも感じるような濃厚な射精。それが終わるとら遥は股間から口を離し、恍惚とした顔で惚けた。  されるがままになってしまったが.......ここからは俺の反撃だ。  俺は夢現のはるかを立たせ、座っていたソファーに寝転がる。  いまだ硬さを失わない棒が天を突かんばかりにそそり立つ。 「咥えるだけでまんぞく?」  挑発するように問いかけると、彼女は俺を見てペロリと口端に垂れていた精液の残りを舐めとり、にじりよってきた。  スカートの下に手を伸ばし、ストッキングとパンツを脱ぎ捨てると彼女は少し焦る様な動きで跨ってきた。  なんとなく、それががっついている童貞を彷彿とさせてしまい微笑ましい気持ちになってしまう。 「ほら、これは逃げないよ」  そう言って、スーツの上から遥の胸を掴む。  結構乱暴にしたはずなのに、彼女の口から漏れた声は苦痛ではなく、快感を帯びた嬌声だった。 「ほら、支えてあげるから.......自分で入れるんだ」  少し、命令口調で言うと遥はピクンと体を反応させ「わ、わかりましたぁ.......」と、蕩けるような声で答えた。  .......何となくそんな気がしていたが、どうやら遥はM(マゾ)の気質があるようだ。  責められれば、されるだけ興奮を覚える性質。今はソフトの範囲で納まってるようだが.......今後の開発次第ではもう少しハードでもイケるようになるかもしれない。  そうこうしてるうちに遥の陰部が俺の棒を捉えた。  日菜子の時はゆっくりほぐしてから入れたが、彼女はそれを一気に咥え混んだ。  一瞬の苦悶の表情.......の、後になんとも言えない表情で痙攣した。 「まさか、イッたのか?」 「ご、ごめんなさいぃ.......大きくて、硬い、おちんちんを入れて.......イッちゃい、まひたぁ.......」  いや、責めたわけじゃないんだが.......でも、謝りながらも遥の中はぎゅうぎゅうに締め付けてきて、今も尚イキ続けているのが分かる。  ここは、ノるか。 「.......悪い子だ」  俺は上に跨る遥の尻を音が鳴る様に引っぱたいた。 乾いた音が響くと同時に、遥の背が仰け反る。 「あひぃ!?」 「契約者.......いや、ご主人様の許可なくイクなんて悪い子だ。仕置きが必要だな」  再び叩く。 「んんぁぁ!! ご、ごめんなさい! ごめんなさいぃ!」  必死に謝るが、その顔はだらしなく暗い悦びに満ちており、目の奥が爛々と「もっと」と、輝いていた。 「なに、期待してるんだ? ほら、俺を気持ちよくしてくれないのか?」 「はひ、ん、んんっ、わか、りま、したぁ!」  俺の胸に手を乗せて、膝を立てた姿勢のまま腰を上下させ始める。 「あぁ、気持ちいい。ご褒美が欲しいか?」 「く、ください! ご褒美、欲しい、ですぅ!」 「どんな褒美がいい? キスか? それともハグ?」  あえて今望んでいないであろう選択肢を告げると、悲しげに俺を見つめる。  わかってる。遥が今欲してるのはそうじゃないよな。  俺はわざとらしくため息を吐きながら、腰を動かす遥を見つめる。 「まったく、さっきのはお仕置だったんだぞ? それを気に入るなんて、遥は度し難い変態だ.......なっ!」    言い切ると同時に両手で彼女の臀部を叩く。  先程は片手だったが、今回は両手で行われた張り手に遥は全身をびくりと震わせ、声なき悲鳴をあげる。  同時に、(なか)はこれまでで1番の収縮を繰り返し、彼女が絶頂を迎えていることを如実に伝えてきた。 「ほら、腰が止まってるぞ!」  快感に打ち震える彼女を下から突き上げる。 「あぁ!? だ、だめぇ!! 今、いって.......イッてる、からぁ!? んんぁぁ!! 深、奥ぅ!!」 「ほらほら! 休んでるヒマなんてないぞ!」 「ああぁぁぁぁ!!! イクッイクイクイク、イッ、グぅ.......ァァ!!」  脱力し俺の体に倒れ込んでくる。それを受止め、ラストスパートをかける。 「うぅ、あう、らめ、あぁん! もう、ずっと、イキッ、ぱなし.......んんん!」 「出すぞ、中で出すからな!」 「はひ、らして、らしてくらはい.......んむ、ちゅぅぅ」  すっかり呂律が回らなくなった彼女にキスをしながら、キツく抱きしめてホールドする。  そのまま最後に腰を突き上げると同時に、精をその奥に放った。  一際大きな絶叫が会議室に響き渡った。  防音部屋でよかったな。
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

97人が本棚に入れています
本棚に追加