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「せんせいさようなら おともだちさようなら」
忙しい園の一日はあっという間に終わる。
帰り支度をし、園を出て、天を仰ぎ、大きく背伸びをする。
ここは土の中。陽の光は届かず、一日を通して暗闇の世界。
帰り道、ありんこ放送局の地中放送が流れていた。
『 〝カナカナカナカナ……
カナカナカナカナカナ……″
お聴きいただいたのはヒグラシーズによるバラー
ドでした! 』
放送を聴きながら向かった先は バンドスタジオ。
防音扉を開けると、メンバーは既に揃っていた。
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