モノ語り―問いし君はも―

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モノ語り―問ひし君はも― 姫…鬼の一族の姫。少女の姿で人間にまぎれて生活しているが、齢数百年を超 えている。ある神社が気に入ってそこを宿にしている。オトの思いを知り、助ける。 太郎…姫に仕える従者の鬼。姫とともにオトとタケルにかかわるが、姫を守ることを第一に行動している。 タケル…素直で優しい人間の青年。母から受け継いだ『形見』を大切にしていたが無くしてしまった。オトと出会い、懐かしさを感じる。 (ヤマトタケルノミコト) オト…『形見』の魂が人間の姿になったモノ。見た目は女性。自分の寿命が長くはないと悟り、人になることを望む。一途にタケルを思う。(オトタチバナヒメ) 神…月読尊(ツクヨミノミコト)。姫が寝泊まりしている神社の神。姫と太郎とともにオトの願いを叶える。月の神なので太陽が隠れた時しか現れない。 魂(複数人)…小さなモノに宿った魂の集合体。①オトが人間の姿を得たことに嫉妬し、襲ってくる。②神社の悪しき願いの膿。③②の強力なもの。普通の魂より力が強い。 語部…モノと人間の関係を問う
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