アンモナイトは夢をみる

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アンモナイトは夢をみる

アンモナイトが存在していた時代 ずっと ずっと はるか むかし むかし   地球には まだ人間がいなかった アンモナイトくん そんな君が 今の人間を見たら どう思うかな   マスクして 表情がなく ぞろぞろ 歩いている 人間 せつなくて むなしいな アンモナイトくん 君に心があったなら きいてみたいな 胸のうち   僕は 今に 存在しているより 人間が いない 時代で ひっそりと 生きていたいよ アンモナイトになれたなら はるか むかし むかしの地球に行きたい そして 化石となって よみがえる アンモナイトは 海のなか 生き生きとして 海のなか いつしか アンモナイトは 化石になって暗闇の中に 発掘されるまで ずっと ずっと  暗くて 光の届かないところに いたんだ   暗闇で 静かで 邪魔されない  そんな空間  きっと 穏やかで  地球の 変化を 感じとる  小さな アンモナイトくん 君が 僕に ちょっぴり 幸せな時間を 運んで来てくれたよ アンモナイトくん 夢をみて また 暗闇の中に 行こうよ 今度は 僕もいっしょだよ アンモナイトは 夢をみて アンモナイトくん いつしか 夢のなか 僕も いっしょに 夢のなか 2つの魂 同時に 暗闇のなか 内なる光を たずさえながら          
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