4#私はお母さん

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 「お母さん、これ何て言うの?」  「これはね、『ナナカマド』というの。美味しいのよ。ナナカマドの木の実は。」  お母さんグマのポワは、お父さんグマのパクとの間に産まれた可愛いい子グマを連れて、山の中を散策していた。  お母さんグマのポワは不思議に思っていた。  自分自身もお母さんグマになったからだ。  ・・・お母さん、私はお母さんみたいになれるかしら・・・?  「お母さん、凄いよ!!この下!!四角いのがいっぱい並んでるの!!」  「坊や、あそこには人間という怖い者がいっぱい居るの。  あそこには、決して行ってはいけないよ。  行くと怖い人間に殺されちゃうよ!!」  「キャー怖い怖い!!」  子グマは慌ててお母さんグマのポワの足元にしがみついた。  「大丈夫よ。貴方には私が守ってあげるから!  だって私、貴方のお母さんグマなんだから!!」  ~ごめんねお母さん~  ~fin~
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