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「お母さん、これ何て言うの?」
「これはね、『ナナカマド』というの。美味しいのよ。ナナカマドの木の実は。」
お母さんグマのポワは、お父さんグマのパクとの間に産まれた可愛いい子グマを連れて、山の中を散策していた。
お母さんグマのポワは不思議に思っていた。
自分自身もお母さんグマになったからだ。
・・・お母さん、私はお母さんみたいになれるかしら・・・?
「お母さん、凄いよ!!この下!!四角いのがいっぱい並んでるの!!」
「坊や、あそこには人間という怖い者がいっぱい居るの。
あそこには、決して行ってはいけないよ。
行くと怖い人間に殺されちゃうよ!!」
「キャー怖い怖い!!」
子グマは慌ててお母さんグマのポワの足元にしがみついた。
「大丈夫よ。貴方には私が守ってあげるから!
だって私、貴方のお母さんグマなんだから!!」
~ごめんねお母さん~
~fin~
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