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俺は妻を泣かせ、彼女もまた夫を怒らせて…
俺は殴られ、彼女は見たことがなかったのか?
彼女は、殴られた俺よりも彼女の夫を心配していた。
だが、俺は彼女の手をしっかり握って…俺を見つめさせた。
「めぐみ。」
「はい。」
二人を傷つけた代償は、子どもに会わない。
そう、俺たちは誓わされた…。
明るい未来なんて、だれが決める?
そこに色がないモノクロの未来でも、俺やめぐみが幸せだと思えれば…
いいだけだと俺たちは笑っていることにした。
愛してる、
そう言って後悔はない。
めぐみも…そうだといいんだが。
それは、今こうして一緒にいても…
聞けないでいたが、一緒にいられてただただ幸せだった。
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