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カイロを温めるために少し振ろうとした時、どこからか足音が聞こえてきて一気に緊張感が高まる。
「優太、奴らが近くにいる、動くなよ。」
少しソワソワしていた優太に声をかけると小さく頷きカイロをポケットへしまった。
「おい、見つかったか?」
「いや、もうこの辺りにはいないかもしれないっすね」
2人の男の会話が聞こえてくる。
隠れている場所への近くは来なかったおかげで見つかることはなかった。
「先輩、もう時間も時間ですし一旦戻りましょう。」
「そうだな、日付も変わっちまったしまた明日だな」
その後に少し会話があったがそのまま扉が閉められて部屋の中に静寂が戻ってくる。
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