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ある年、修行のために旅をしている若いお坊さんが偶然通りかかりました。
数日の間、骨休めのため集落の宿に泊まってたそうです。
毎年水害に悩まされてた集落の者たちは、集まって話し合いました。
その坊さんを人柱にして川岸に埋めれば、神様を鎮めることが出来るのじゃないか。
水害が治まるんじゃないかと考えたんです。
ずいぶん勝手な考えだと思います。
ですが、その夜のうちに若い衆を集めて宿にいるお坊さんを攫いました。
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