112人が本棚に入れています
本棚に追加
⑨
帰りは圭佑と一緒に帰った。
その時もまだ沢山堀川先生とのことを聞かれた。
家に着くと黒で染めていた髪を洗い銀色に戻した。
これからは夜の時間。俺がKとして動く時間帯だ。
すると俺の電話がなった。画面には母の文字。
「はい…はい…わかりました。すぐに伺います。」
言い終えると俺は電話をきり、マントを羽織り窓から飛び降りた。他の人に見られぬように急いで進む。
「おい、お前ここで何をしている」
っ…!いきなり肩を掴まれた。振り返るとそこには生徒会長がいた。
「何をしていると聞いている」
無視されたと思ったのかより強い口調で問うてくる
どうするか、殺してしまうか?
「ただ夜道を散歩していただけです。」
「そんな格好で?怪しいにも程がある。それにお前のような透き通った銀髪はこの学園にはいないと思うが。」
なんがこいつ、全員の髪色を覚えているのか?すごい趣味だな。にしてもやばい状況だ。
「あ、UFO」
「お前俺を舐めてんのか」
ですよね〜そんなことをしているとポケットにある俺のケータイが振動している。急がなくては。
「それでは生徒会長様私は用事があるので失礼します。」
そう言い残し俺はその場から姿を消した。
最初のコメントを投稿しよう!