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体育準備室へ向かい俺は扉を開けた。 「よぉ、久しぶりだなあ」 すると中には昨日暗殺を試みた高鶴がいた。 「え、は?」 「ふはっ、何故ここにいるのか理解出来てないようだな。俺は2年の体育教師だ。よろしく、恭弥」 最悪だ。 「よ、よろしくお願いします」 「ははっ、んないやそうに言うなよ、な?」 その言葉に俺は苦笑いしか浮かばなかった。 「ま、今日は驚かせたかっただけだからもう帰っていいぞ」 「えっ?」 殺さないのか?拷問にかけるとかもなしに? 「ははっなぜ殺さないのかと思ってるだろ。顔に出てるぞ。殺さねえよ。暗殺なんてしょっちゅうだ。気にしていたらキリがない。」 「そうなんですか、ありがとうございます」 この人は俺が思っている以上に大変な目にあってきたのだろう。だが、殺してほしかった。やっとこの生活から抜け出せると思ったのに…
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