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はぁ、この学校広いから職員室までが遠いんだよ。 「恭ちゃん大丈夫?」 そう言いながら首を傾げて聞いてきた。 イケメンの無駄使いだな 「あぁ、大丈夫だ。そういえば、着いてきてくれてありがとな」 そう言うと圭佑は、ぱあっと効果音がつきそうなほどの笑顔になり元気に頷いた にしても、本当にここの学園広いななんか廊下がぐにゃぐにゃして… 「恭ちゃん!?」 ドサッ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 痛い、寂しい、どこを見ても暗くていつも寒くて。あれ、俺なんで生きてるんだろ。生きる意味も生きる場所もないのに… はっ! 目を開けると1面真っ白な世界、手に温かさを感じ目をやると圭佑が手を握りながら眠っていた。 「何してるんだ?」 「んぅ、恭ちゃん?恭ちゃん!」 「な、なんだ」 俺は引き気味になりながら答えた 「心配したんだよ!急に倒れるから!」 「あれ?俺倒れたのか?」 全然覚えていない。 「そうだよ!プリントを取りに行く途中でバタリと」 「あ、そういえばプリント、」 「あぁ、それ嘘だよ」 !?う、嘘だと? 「え、まさか気づいてなかったの?先生が教室を出ていったのでわかったでしょ?普通今から使うのに教室でないでしょ」 い、言われてみれば 「じゃあなんで圭佑は着いてきたんだ?」 「恭ちゃんと二人っきりになりたくて!でも俺のわがままのせいでごめんね、」 圭佑の頭に耳が見える、しっぽも見えてきた、 「はぁ、もういいよ大丈夫だから」 「うぅ、ほんとにごめんね」 「もうわかったから」 そう言って俺は圭佑を安心させようと微笑んだ。すると圭佑はみるみるうちに顔を赤く染めあげ下を向いてしまった。
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