私たちの停電生活

終わった事件

翌朝(よくあさ)、私(わたし)はいつもより早(はや)く目(め)が覚(さ)めた。

リビングに行(い)くと、まだみんな寝(ね)ているのかしんと静(しず)まり返(かえ)っている。

停電(ていでん)は......!?

私(わたし)は電気(でんき)をつけるパネルをタップする。

ピッ

音(おと)を鳴(な)らしてぱっと天井(てんじょう)が明(あか)るくなる。

復旧(ふっきゅう)したんだ！

私(わたし)は嬉(うれ)しくなって水道(すいどう)から水(みず)を出(だ)す。

ジャァー

水(みず)が出(で)た！

よかった、よかった。

電気(でんき)のない生活(せいかつ)は何(なに)かと不便(ふべん)だった。

私(わたし)たちはもう少(すこ)し電気(でんき)にありがたみを持(も)って使(つか)わなければならないのかもしれない。

でも、なんか楽(たの)しかった......かも？

って言(い)っても、もう停電生活(ていでんせいかつ)なんてしたくないけどね。

私(わたし)は一人(ひとり)でついふっと笑(わらう)ってしまう。

私(わたし)は白(しろ)く輝(かがや)く天井(てんじょう)のライトを見(み)つめた。

　―Fin―