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アイラさんが情報をまとめた紙を見せてくれた。
リンさんとリュウさんは、間接的な知り合いって訳か、、、。
「じゃあ、調べるぴょん!」
そうミウサさんが意気込んだ瞬間。
「ブーブー」
突然、タブレットが音を立てた。全員で顔を見合わせる。そして、時計をそっと見る。時計は丁度12時を指していた、、、、
アイラさんがタブレットを開く。そこには、、、、、、
「今回ノ指定色ハ『灰色』デス」
そう、文字が書かれていた、、、、。
私は、、、セーフ。ピンクだから。他の2人もほっとしている様子だ。多分、違う色だったのだろう。
リン→(水色、ナギサ達はこのことを知らない)
シン→
ミウサ→
リュウ→
ナギサ→青色(ナギサ以外は知らない)
コトハ→
ゼラ→
ジュント→
ユウカ→
アイラ→
アンナ→ピンク色(アンナ以外は知らない)
ネム→赤色
「灰色か、、、、誰かは分からないけど兎に角今は調べよう。まだ関係がわからないコトハさん、ゼラさん、ジュントさん、ユウカさん、そしてリンさんに何か関係がありそうなリュウさんをね。」
ーーーーーー
『、、、、、どうして、私を救ってくれなかったの?』
悲しいよ、、、、私、捨てられたんだよ、、、、?
『どうして、、、捨てたの?私、何もしてないのに。』
そういえば、『私』の葬式はいつ行われるんだろう?
『ねぇ、、、、私、、、あぁ、、、
「捨てないで、ナユ、、、!!」』
もう一度、私を救ってよ、、、。
ーーーーーー
私達はバラバラになって兎に角聞きに行こうとなった。公平なジャンケンの結果、
私がゼラさん、アイラさんがユウカちゃん、ミウサちゃんがコトハちゃんとなった。
「よし、じゃあ探してこようかな。」
アイラさんはメモ帳と知り合い図を私とミウサちゃんに渡してくれた。知り合い図を3枚も書くとは、、、、優しい。
「うん、頑張るぴょん!」
ミウサちゃんが気合い十分に言った。
「、、、、、、うん。」
私はまだ、お姉ちゃんの事を引きずっていた。だから、もし体調がどうしても悪いならいつでも相談してくれと2人には言われていた。本当に2人は信用できる。廊下を歩きながらそんな事を考えていた時、
「、、、、、だよ。」
私は声を聞いて咄嗟に角に隠れた。ん?
『、、、、、もう、ダメかもしれない。全員、殺したくて堪らない。』
っ!?あの姿は、、、、ズミちゃん、、、?もう一方の姿は見えないけど、、、。
「大丈夫、ちゃあーんと上手くいくよ。
死ぬことが“彼ら”の救いなんだから。」
っ、、、、、!?
どう言うこと?死ぬことが救い?彼らって私達のこと?
「さて、もう行こうかな」
っ、、、まずい!影がこっちに来る!
私は慌てて更に奥に隠れた。足音は幸いな事に私には気が付かずに去っていった。でも、、、、顔が見れなかった。いや、それだけじゃない。霜花ナギサ?それって白波ナギサ君のこと?霜花、、、、って確か、、、、展示室のー、、、。
私は考えながら物陰からソッと誰も居ないのを確認し出た。早く、ゼラさんを探さないと。
次回は5/6(木)公開予定!
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