2人が本棚に入れています
本棚に追加
二話 だから嫌だった
「、、、、、、、、ん」
僕はふと目を覚ました。
「、、、何処ここ?後、なんで椅子に固定されてるの?って、うー痛い!」
伸びも出来ないし、最悪以外の何でもないんだけど!だけどー、、、、辛うじて時間は分かる。窓から日が差し込んでいる。って、窓割れてるし!危ないなぁ、、、、。僕はそれは取り敢えず気にせず、掛け時計を見た。
「3時?、、、、朝!?夕方!?」
もー、分かんないジャーン、、、、って思ったけどさ、もし夕方なら流石に寝すぎだよね?という事は
「朝か、、、、、な?はぁー、最悪ー、、、、昨日なんかあったけ」
そうだ、確か会議が終わって、、、バナナ食べようとして、、、、口を塞がれて、、、眠くなった?、、起きたら知らない場所。ここから導き出せるのは、、、
「わぁー、誘拐じゃん!そんなに人生に何度も起きないのにねー。」
うん、全然嬉しくない!!!
「兎に角、まずはこのロープをなんとか、、、、、」
ロープを切るためには何が必要かな?
「、、、、、、、、、普通なら切れ味いいものー、それこそ、サバイバルナイフとかー、、!って、そんなに都合良くあるわけないよね!?」
、、、、、、
「うん、無いね。」
あったら、犯人逆に凄いよ、脱出させに来てるじゃん。
「ん?」
足元になんか落ちてる、、、、これって
「あっ、参加者資料とタブレット!」
僕の個人情報がバレないようにしてくれたんだ。あー、日記も落ちてる。だけどさぁ
「動けないよ!」
動かせるのは頭だけだよ!後足をバタバタさせることだよ!いや、、、、ちょっと待てよ、、、、?
「椅子自体は固定されてないよね?」
ねぇ、今僕とんでもなくバカみたいな事考えてなかった?椅子ごと動こうとか考えてないよね?
「いや、やるだけやってみよ!」
僕は自分の出せる最大限の力を発揮して立ち上がってみた。
「行けたよ、、!行けちゃったよ!」
よし、これで動く事はできる、、、、けど腕が使えないのはなぁ、、、やっぱりそれには
「ナイフだなぁ、、、、」
取り敢えず、せまーい部屋を一周回ってみたけど何にも無い。
「、、、、、タブレット」
なんとか取れないかと頑張っているけど、、、、、無理!諦めたい!すると、
「ポトっ」
ポケットから何か落ちたようだ。
「あっ、カード、、、拾えない!!!」
もーー!!青色だってバレるじゃん!
そう、僕のカードは「青」だった。今のところはー
リン→(水色、ナギサはこのことを知らない)
シン→
ミウサ→
リュウ→
ナギサ→青色
コトハ→
ゼラ→
ジュント→
ユウカ→
アイラ→
アンナ→
ネム→赤色
「んー!!!ダメだぁぁぁ、ってか、早くここから出よ!」
椅子は木製だし、ハンマーとか有ればいけるのに、、、、あ、手使えないけど。
「、、、よし、部屋の中に何かなりそうなものはないかな?」
、、、、、、、、、タブレット、日記、カード、参加者資料、、、、、、写真はポケットだから無理。後は後ろにある椅子、謎の10円、ビーカーに入った謎の液体(かなり大きい)、ガラス片、、、、何か、何かないかな!?
「あっ、そうか!!!」
僕は窓ガラスのガラス片に近づいた。そして、うまく口で運ぶと
「ガリっ」
「いひゃぁい!(痛い!)」
口を切ったみたい、、はぁー、、、よし!少し強引だけどこれで!なんとか!
数分後
「ぐぅ!まぢゃまぢゃ!(まだまだ!)」
10分後
「ひゃあー!いひぇー!(いてぇ!)」
20分後
「ひょっとひぃれたきゃもひぃりぇにゃい!」(ちょっと切れたかもしれない!)
30分後
やっと、切れた。かなり時間はかかってしまったけど!なんとか!これで!!!
「ふぅー、、、口がぁ、、、鉄の味がするぅー、、、」
ただ、これで自由になった!僕はタブレットと日記と参加者資料を手に取り、カードをポケットにしまった。
さて、出ようっとー!
「ガチャガチャ」
「出られないんですがぁぁぁぁ!!??」
次回は5/2(日)公開予定!
最初のコメントを投稿しよう!