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二章 これまでのあらすじ
*こちらは『空欄のれら』二章となります。一章を先に読むことを推奨します。
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突然、見知らぬ場所に連れてこられた十二人の男女。彼らのうちの一人、桐光リンは様々な謎を解きながら自分の慕っていた人間、美舞が殺されたことを知る。
悲しみに明け暮れている矢先、ルールに則った殺人により一宮ジュントが殺害されてしまった。更に、美舞が死んだことによる絶望により、リン自身も自殺してしまう。
この中の最年少である白波ナギサはリンとジュントの死について調べることとなった。その際、榊ミウサからの情報で、五年前の事件「鬼の再現物語」に関係するのではないかと睨んだ。
資料室にて手に入れた情報により、五年前の事件にて知り合いを失った人間が集められていたことを知るナギサ。さらに、展示室に飾られていたのはナギサの姉「霜花ミズナ」の遺品であった。
様々な情報を集めていく中で、徐々にジュントを殺した犯人が明かされていく。それは、警察官の小佐田ネムであった。彼は自分の死を恐れ、殺人鬼と化してしまっていた。結果、彼は火炙りの刑に処され死亡した。しかし、彼は最後に奇妙な言葉を遺す。
「チサトが悪いんだぁぁぁぁ!あいつが、、、裏切ったんだぁぁぁぁぁ!」
これが意味するのは、、、、?どうして美舞は参加者ではなくあの部屋に居たのか?ナギサは『本当になんとなくで』美舞を殺したのか?
全てが明らかになる二章、ここに開幕。
ー今回の登場人物ー(おさらい)
桐光リン
27歳
暴力団『ジュれハラんH』の幹部。スタンガンで気絶させられ、この建物に連れてこられた。元主人公でボスが死んだ事に嘆き、自殺した。
白波ナギサ
13歳
何処にでもいる中学生。勘と頭は良い。最年少の為、他人の事をお姉さん、お兄さんと呼ぶ。現主人公。
本名霜花ナギサ。
中柱アンナ
18歳
ゆっくりと喋る少女。時々、鋭い事を言うこともある。ただし、本人は自覚が無いことも多い。コトハとの距離感が分からず戸惑うことも。
丘山リュウ
24歳
リンと同じ暴力団の人間。姉であるミハルが死んでしまったことで他人にあまり心を開かなくなり、常に警戒するように。
塩原シン
25歳
少々気弱そうな青年。過去に幼馴染のハジメがいじめていた少女を、助けられなかった事に後悔している。
一宮ジュント
24歳
普通の青年。医者志望であった。最初の犠牲者で、ネムに殺された。
早峰ユウカ
18歳
メガネを頭に乗っけた少女。態度と背の高さから年齢より上に見られることもしばしば。アイラに、リンとリュウの関係が怪しいと伝えている。
菊池アイラ
21歳
灰色髪の青年。マスクと長い前髪で表情が見えづらい。本が好きで、特にSFが好きである。(本人談)
榊ミウサ
23歳
語尾にぴょんがつき、一人称がミウサの変な女性。大切な人を五年前に失っている事をリンと話しており全員の事を調べようとしている。
小佐田ネム
29歳
メガネをつけた、マフラーの男性。最年長であり警察官。リン、リュウの暴力団について何か知っているらしい。かなり警戒している様子も。
ジュントを殺した犯人として火炙りの刑に処された。
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