3.気まずい別れ
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保育園の頃の記憶は鮮明で、俊成君と一緒にいるのが当たり前だった感覚はまだ自分の中に残っている。それなのに、仲直りするタイミングは失われ、気まずさだけが積み重なる。 こんな思いをするくらいだったら、へたに俊成君と幼馴染じゃなかったら良かったのにな。 そしてそんなよどんだ気持ちを抱えたまま月日を重ね、私達は小学五年生になった。
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