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two
運が良かったのか迷路を抜けて広い空間に出た。
歩き疲れて座り込んだとき、とても安心感があり聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「はっ?伊吹!?」
「...遊飛?」
「お前も居たのか...って...おまっw」
「...何笑ってんの..?」
話し始めた瞬間笑い出したこいつは入学してからずっと同じクラスの霧谷遊飛。
こんなやつだが知人がいるのは安心する。
すると遊飛の後ろに急に何かが現れ、ステータスのようなものが見えた。
霧谷遊飛
・高校二年生
・かなりのゲーマー
・社交的でコミュニケーション能力も高く、男女問わず好かれている
・勿論モテる
・真面目になったときのポーカーフェイスがイケメンでクソムカつく
なんだこれ...
もしかしてこれが私の後ろにもあるのか?
「もしかして俺のステータス的なやつ見えた?wそれがお前にも書いてあんのw陰キャってww」
成程、こいつには良いことしか書いてないから教えないでおこう。
ここに集まっているのはまだ私と遊飛だけ。
今の時間がわからないからなにもできない。
急にこの場所に来てわけのわからない命令に従っていると後ろの方にステータスが見えるのはあまり驚かなかった。
少し感覚がずれている気がする。
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